大学院子ども学研究科子ども学専攻(修士課程)ポリシー
大学院子ども学研究科では、「子ども学」を多面的なアプローチで追究し、より専門的に探究することで、実践を客観的に把握できる実践者と、実践を理論的に理解した研究者を育成することを目指します。さらに、理論と実践を高次元で統合できる力の養成をはかり、学際的視点や公益の精神を学び、研究者・実践者としての幅をさらに広げ、高度な専門性を備えた子ども学の研究的実践者、実践的研究者を養成します。
研究科の特色
1. 夜間開講
本研究科の開講方式は、子どもと関わる仕事に携わっているなど、現職者の履修が両立するように、平日(月〜金18:20〜21:30)2コマの夜間開講を原則としています。集中講義がある場合は土曜日(9:00〜17:50)及び各学期の授業終了後に開講します。
2. 長期履修学生制度
こ の制度は、職業を有している家事、育児、介護従事などの事情により、各自の都合に応じて修業年 限を超えてフレキシブルに履修を行うものです。出願時にあらかじめ3年、4年のコースを申請します。これにより、学年次の時間配当を調整したり、集中する など計画的な受講が可能になります。授業料は2年分を各年次分に分割して納付します。
3. 社会人入試
社会人入試は、学士の学位、または短期大学士などこれに準ずるものを有し、本学独自の入学資格審査により出願資格を認められた、満22歳以上の職業もしくは社会的実践活動または実務経験を有する方を対象に、小論文、面接で選考を行います。
4. 教育職員免許取得プログラム
学士の学位を有する者で幼稚園および小学校の教育職員免許状を有しない者が、長期履修学生制度に基づき3年(または4年)で本大学院の教育課程と併せて科目等履修生(有料)として白梅学園大学子ども学部の教職課程を履修することで、各専修免許状の取得を目指せます。
※1 限〜5 限(9:00 〜17:50)で開講される学部の授業に定期的に出席できることが必要です。
アドミッション・ポリシー
- 子ども学や心理学・教育学等の学問の基礎を学び、また保育・教育の現場での経験を積み、大学院での学問的追究に勤しむことができること。
- 子どもへの関心と共感を持ち、その健全な成長・発達を支える実践や文化的環境づくりに積極的に取り組み、子ども学の構築を目指す研究に携わろうという意欲があること。
- 幼稚園・保育所・小学校等の保育・教育の充実に関わろうとし、そのために、自らの研究を進めようとする意志があること。
カリキュラム・ポリシー
大学院子ども学研究科では、子どもと保育・教育の現場に関わり、その充実を目指し、学問的追究や研究姿勢を育てる教育科目と子どもの成長・発達を支え、その文化的環境づくりに取り組み、「子ども学」を研究して社会貢献を目指す教育科目を設置しています。
これらの教育課程の実践を成果に結び付けるために、「子ども学研究講義科目」及び「研究指導科目」を置き、「子ども学研究講義科目」は、4つの領域として<保育・教育に関する総合的研究領域><保育・教育マネージメントに関する研究領域><臨床的・科学的発達研究領域><子ども環境まちづくりに関する研究領域>に分けて科目を設置しています。「研究指導科目」は、少人数教育で、最終的に修士論文に向けた研究をすすめるようにしてあります。
これらの全体を通して、子ども学研究の発展と子ども学の実践における向上を進めることが出来ます。
ディプロマ・ポリシー
- 子ども学の実践的、研究的成果をあげて、学問世界に、地域社会に、子どもに関わる現場にと建設的に貢献していく萌芽と展望を拓く。
- 直面している複雑化した子ども問題に率先して対応し得る協働的な実践研究を行い、地域のニーズに即応した園運営・次世代育成・子育て支援に関わる総合的なマネージメントあるいは、スーパービジョンの考究に関わり、それらを研究的、実践的に担い得る、より高度な専門性を身に付ける。
- 子ども学の研究への寄与と子ども学の実践の具現化を目指す研究を仕上げる。